昨夏の独立からあっという間に1年が過ぎました。
2年目の事業年度末まで、残りわずか。
まだまだ志半ばですが、今の思いを書いてみます。
雇われることの安心感、安定感
独立して感じたことの一つに、
雇われることのありがたさがあります。
会計事務所に勤務していた頃の出来事で、
ありがたいと感じたものを列挙してみました。
・業務の最終的な責任がトップにある
・トップ、同僚に相談することができる
・ほぼ営業をすることがない
・対営業への対応もすることがない
・様々な業態の得意先を経験できる
・入力作業は入力担当者が行ってくれる
・業務を普通にこなしていれば、安定的に給与の支給がある
・通勤手当も支給される
・社会保険料等の事務所負担分がある
・働く場所、備品関連は事務所が提供してくれる
・パートさん等が雑用をしてくれる（お茶入れ、後片付け、観葉植物の水やり、郵送手続き、テプラ他）
勤務していた時にも、もちろんありがたく思っていた部分ではあるのですが、
やはり独立するとその感覚が更に強くなります。
ある程度の判断は任されていたとはいえ、
気になることがあれば念のためにトップに相談もしていました。
今では、全て自分の判断に決定を下さなければなりません。
また、急な案件が舞い込んできたときに、
入力担当者に無理を言って頑張ってこしらえてもらったことも
一度や二度ではありません。
今では、入力するのも自分一人ですので、何とか時間をこしらえて
やりくりするしかありません。
なおかつ、経営者として営業活動もして売上を増やしていかなければなりません。
通常業務をこなしているだけでよかった勤務時代との決定的な差です。
独立できる環境ならば、独立すべき
とは言え、雇われる環境において、
いいことばかりでないのはご存知の通りです。
・「？？？」と思う業務もこなさなければならない
・残業してでも与えられた役目を果たす必要がある
・給与の待遇にどうしても納得いかない
・業務がマンネリ化してくる
・ミーティング等、業務以外に時間を割く必要がある
決してこのテーマだけではなく、
どんなことにも、メリット・デメリットはあります。
最終的に独立するか否かといった場面で、
重要なことは、「自分がどうしたいか？」という率直な気持ちです。
いろいろな不安要素や不確定な事項が考えられる中で、
どの道に進むかの決定権は自分自身にあります。
人はみな、自分の人生の決定権者であるはずです。
思いがあるなら、独立できる環境であると自分が思うのならば、
躊躇せずに独立してみるのが、いいのではないかと思います。
独立して感じたこと
独立をして良かったなと思えたことが２つあります。
１つ目は、経営者目線にようやく立てたかなということ。
中小企業の経営者のみなさん、常に必死に奮闘しておられます。
そして私も必死に試行錯誤を繰り返している最中です。
経営事は甘くないということを痛感させられた１年でしたが、
それは誰しも通る道なのではないでしょうか。
経営者の苦しみ、喜び、そういうものを肌で感じながら、
自らを成長させていく必要性を強く感じます。
どんどん良い変化を、自分に植え付けていきたいと思うようになりました。
雇われている状況では、なかなかこのような感覚にはならなかった気がします。
もう１つはやはり”自由”があるということ。
そして、その”自由”の活用の仕方次第では、
結果がプラスにもマイナスにもころぶという事実に
如実に気づけたことです。
自由の使い方は自分次第です。
自分で決定したことで、うまくいかないこともあるでしょう。
でも、それはやらされて行ったことではなく、自らが選んだことです。
そこを乗り越える道も、自分で探し出さなければなりません。
結局、「自分の人生、自分らしく生きればいいのかな。」
と思えるようになりました。
”自分の人生は、自分で決めることができる”
当たり前のようでいて、大きな流れに身を任せながら
自分らしさを見失っている人は、意外と多いのかもしれません。
独立は決して生易しいものではありません。
私もまだまだ精進が必要ですし、変わっていかなければと痛感しています。
しかし、独立したことは、自分の人生をしっかり考えて生きる
ためのきっかけになり、良かったと思っています。
同じ業界にかかわらず、独立して頑張っていこうという皆様と切磋琢磨できるよう、
また可能な限りサポートができるよう、一歩ずつ前進していきます！！
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【編集後記】
金曜日のブログを書き終えると、ホッと一息です。
今まで以上に「週末がやってきたぁ！」という気持ちになります。
難産はまだまだ続きそうですが、しぶとく頑張ります（笑）。
【昨日の一日一新】
・TINCARBELL たまごパン