嫌われる勇気

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100万部突破のベストセラー「嫌われる勇気」。
アドラー?心理学?とりあえず読んでみました。

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最初に本の題名を見た印象、”日本人はもっと自己主張しなさいよ!別に嫌われてもええやん!”的な内容かと思ってました。
読んでみるとそんな単純な話ではなかったわけですが(そりゃそうだ・・・)。

心理学の3大巨頭の1人と称されるアルフレッド・アドラー。
彼の思想を基に「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、具体的な答えを提示するという内容。

読んでみた感想は、さすがベストセラー!!とても読みやすかったです。
心理学とか哲学とか全く無知でしたが、「悩める青年」と「哲人」の会話で進行していく物語の中に、自然と観客として入り込めてました。
でも、内容は結構難しいです。自分の頭の中で整理しきれない部分もあるし、そんなに仙人みたいに冷静に達観できないなぁ、という。

個人的に考えさせられたのは、「今を懸命に生きる」という思いはあっても、実際にはいろいろなことが気になって「今を懸命に生きれていない」ことが大半だなと。
理想を目指したり、向上心を持って事に挑むも、知らぬ間に挫折したりくじけたりすることってありますよね。で、そういう時に大抵は”言い訳としての劣等感”を勝手に抱き、それに”自らが因果関係を構築して”、これ以上進めないという壁を自らが作ってしまっている。

つまり、知らぬ間に他人や周りのこと、今までの人生を気にするのが普通になってる
そういことを気にしないで、ありのままの自分を受け入れて、自分が本当に何がしたいのか?そしてそれに真っすぐに向かっているか?
素直でいいんやけど、それが難しいのかなとも思いますね。このあたり、意識改革は必要な気がしますね。

そして、最後に他者貢献という部分ですね。
他人のことを気にしすぎる必要もないし、自分のありのままでいいわけですけど、生きていく中で自分が何ができるのかといったところで、他者に貢献しなさいと。。。
非常にバランス感覚が難しいし、胡散臭い気もするんですけどね。
でも、確かに家族に接するとき、仕事でお客さんに対するとき、なんとか力になれるようにと自然に行動してる時ってあると思うんですよね。

普段、漠然とバタバタと生きている中で、こういう事をじっくり考えてみる機会を得たのは良かった気がします。自分らしく、今を生きるということを実践していきたいですね!!

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