今週はサヴィニ・レ・ボーヌ。
ここ何週かコート・ド・ボーヌが続いてますね(笑)。
サヴィニ・レ・ボーヌ
アロース・コルトン、ペルナン・ヴェルジュレスから西側に広がっている
のがサヴィニ・レ・ボーヌ。
6号線の高速道路を隔てた南側には、ボーヌが広がっています。
村の真ん中に、ロアンの小川が通っており、
ちょうど村が南北に分かれている形になります。
小川の北側は、ペルナン・ヴェルジュレスと地続きになり、
砂利の表土と鉄分を含んだ白色系魚卵石灰岩土壌で、1級畑が集まっています。
ワインの味わいもペルナン・ヴェルジュレスに似てきますが、
北側斜面が真南より太陽の恵みをうけるため、より濃厚になります。
一方、小川の南側はボーヌと地続きになり、
こちらも一級畑が集まっていますが、砂利が少なく砂が多い土壌。
やはりというか、味わいはボーヌに近いものがあります。
北側のワインよりも、ややソフトな味わいが多いようです。
造られるワインはほとんどが赤ワインですが、
1割程白も造られます。
グラン・クリュはなく、いくつかある1級畑がねらい目。
ドメーヌ・ミシェル・エ・ジョアンナ・エカール
偉大な父、モーリス・エカールが2005年に引退したのを機に、
息子のミシェルと妻のジョアンナの名を冠したドメーヌを立ち上げました。
相続問題を避けるため、畑の3/4をネゴシアンに売却し、
残りの4haの畑でワイン造りを行っています。
サヴィニ・レ・ボーヌでも著名なモーリス・エカールの
意思を引き継ぐドメーヌといえるでしょう。
常にテロワールの大切さを強調するミシェルの造るワインは、
父よりも果実味のしっかりしたスタイル。
減農薬での栽培に、伝統的な醸造スタイルを保ちながら、
手作業でワイン造りを行っています。
スミレの香りが特徴的なワイン
キャップシールがきれいにはがれず、剥きはがしたところ、
出てきたコルクの顔は、ビンの口よりやや下に下がっていました。
温度変化があったのか、ビンの口と段差ができています。
抜栓すると、なにやらあまり宜しくないにおい。。。
ブショネかと思いましたが、コルクの底の香りはそんな感じでもなく。
ひとまずグラスに注いでみました。
色合いは、まずまずしっかり目。
特に濁っていることもなく、大丈夫そう。
香りをかいでみると、やはりブショネではなかったので一安心。
ただ、恐る恐るな気分でかぐ香りは、よくわからないのが本音。
スワリングした香りも、また同様になにかおかしいところを探してる気分。
口に含むと、ようやく落ち着いた感じで味わいを実感。
少し軽めな感じはするものの、ベリー系の果実味と程よい酸味が
混ざりあうような感じ。
時の経過と共に、ベリー系の香りが影をひそめ、
どんどんとスミレの香りが広がっていきました。
一瞬、すごくバローロっぽいなと思ったくらい。
ヴィエイユ・ヴィーニュですが、そこまで凝縮感が
ある感じでもなく、果実味も前面に出ているわけでもなく、
程々にバランスが取れているような味わいでした。
スミレの香りの印象が色濃く残りましたが、
これが本来の味わいかどうかは、判断の難しいところです。
開けてみないと分からないのも、ワインの楽しいところ。
ブショネではなく、最後まで美味しくいただけたのは良かったのですが、
やはり最初の匂いの影響は少なからずあったかと。。。
この味わいが本来のポテンシャルではないような気がするので、
またの機会には、今回との違いを発見できればいいかな。
忘れないように、ブログに記録しておきます(苦笑)。
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【編集後記】
大谷君は、1年後にはメジャーに挑戦しそうですね。
漫画のようなリアル二刀流、メジャーでも挑戦できるのでしょうか。
100年に1人の逸材の活躍、今後も目が離せませんね。
【昨日の一日一新】
・ファミマベーカリー 国産りんごのアップルパイ