スパイスカレーを求めてラーマさんへ。
ゆったり、まったり、週末の昼下がりにはもってこいです!
ひっそりと佇む土佐堀のカレー店
あみだ池筋から住友病院を左手に見ながら、川をわたって東に入ったところに
お店があります。
まあ、最寄駅といえば京阪中之島駅なんでしょうが、地下鉄の肥後橋駅と
阿波座駅の間くらいという、あまり交通の便はよくない場所です。
以前は西宮にて営業されていたラーマさん。
昨年の12月にこの土佐堀へ移転、リニューアルオープンされています。
この辺りを散策していてふらっと立ち寄るというよりは、
このお店めがけて来る方が大半なんじゃないかと思います。
お店はビルの2階にあって、入り口はこんな感じ。
遠目からでは、この辺にカレー屋さんがあるとは思わない場所です(笑)。
かわいらしいメニュー看板がお出迎え。
最初に伺ったときは少しドキドキした狭くて細い階段。
この階段を昇っていくにつれ、どんどんスパイスの香りが広がっていきます。
食欲をそそられながら、いざ入店です!
もたれ知らずのスパイスカレー
お店に入ると、スパイスの香りとともに、
どこかゆったりした空気感が漂います。
あくせくしている感じは全くありません。
今回は窓際のカウンター席にていただくことに。
メニューはチキン、キーマ、豆の3種類からセレクト。2種盛りもできます。
あと、平日13時以降と土日は野菜チキンと野菜キーマもスタンバイ。
今回はチキンとキーマの2種盛りと、
野菜キーマの代わりに野菜マトンがあったので、
この二つを注文してみました。
こちらがチキンとキーマの2種盛り。
手前がチキン、奥がキーマです。
チキンの方は、酸味が効いた爽やかな味わい。
スパイスはふんだんに香り高く、チキンもほろほろと崩れ落ちます。
サラッとした食感でサッパリいただけます。
キーマの方は、より旨みがつまった感じ。もちろんスパイシー!
塩気はこちらの方が強いですが、酸味もしっかり効いており、
濃厚なキーマとは違い、どこか上品さを醸し出しています。
お米はもっちりジャポニカ米。
辛さはどちらもそこまで辛いというわけではなく、じんわりくるタイプ。
カレーの美味しさを邪魔しない程よい辛さですが、
それでも私は頭から汗が吹き出します(苦笑)。
こちらは野菜マトン。
見てのとおり、野菜てんこもりです。
じゃがいも、さつまいも、レンコン、プチトマト、
キャベツ、ブロッコリー、etc・・・。
野菜より小ぶりなため、マトンが全然目立ちませんね。
で、野菜マトンを注文しておきながらですが、
ラムとマトンの違いを全く認識してなかったので、調べてみました(苦笑)。
どうやら、生後1年未満の永久門歯のない子羊のことを”ラム”といい、
生後2年以上で永久門歯が2本以上ある雌又は去勢された雄のことを”マトン”とのこと。
この間の”ホゲット”といわれるものもあり、国によっても基準が微妙に異なるようです。
まあ、マトンは大人の羊肉って感じでしょうか。
子羊であるラムよりは、多少臭みがあるようです。
今回いただいたマトンは、臭みは控えめ。
もちろん羊肉なニュアンスはありますが、美味しいお肉でした。
どちらのカレーもスパイシーながら、とても優しい味わい。
食べ終わった後も、後口や胃腸がもたれるようなことはありません。
想像以上に、お口の中がサッパリとクリアな食後を実感するはずです。
スパイス漂う空間で、ゆったりとした時間を!
こちらのお店、カレーが注文される度に基本的には1食ずつ作るこだわりのスタイル。
特に野菜チキン、野菜キーマについては、15分程度、混雑時には30分近くかかる旨が
メニューに記されています。なので平日は13時以降のメニューなんでしょうね。
時間がないときに入って、サッと食べて出てくるカレー屋さんではなく、
丹精込めて作られたスパイス溢れるカレーを、ゆったり楽しむお店です。
なので、週末の昼下がりなど、まったりしたい時にはオススメです。
お店に広がるスパイスの香りを満喫しながら、出てくるカレーをのんびり待つ。
お店の雰囲気とカレーの味わいがリンクしているラーマさん。
このお店ならではのカレーに空間、漂う時間を味わってみてください!
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【編集後記】
いろんなお店がありますが、こだわりもお店によってそれぞれですよね。
お客の好みも千差万別ですから、その出会いの中には様々な景色が広がります。
物事は一面的ではなく多面的です。
ただ、自分が見せる一面には、確固たるものを表現したいなと思います。
【昨日の一日一新】
・さくら夙川駅
・鮨 奥呂木
・弘屋