先週はアロース・コルトンだったので、
今週はお隣のラドワ・セリニィでいってみましょう。
ラドワ・セリニィ
コート・ド・ボーヌの最北端がラドワ・セリニィ村。
コルトンの丘を取り囲むブドウ畑は、ペルナン・ヴェルジュレス、アロース・コルトン、
そしてこのラドワ・セリニィに分かれます。
コルトンの丘の東側の斜面が、このラドワ・セリニィ村にあたる部分です。
お隣が高名なアロース・コルトン村があり、ラドワ・セリニィで造られたワインも、
特級や一級は「コルトン」、村名は「アロース・コルトン」として表示されるものもあります。
「アロース・コルトン」という表示の方が売れるということなのでしょうが、
きちんと村名「ラドワ」を名乗るものも存在します。
グラン・クリュについては、「コルトン」、「コルトン・シャルルマーニュ」の2つの畑が、
このラドワ・セリニィにも含まれます。
プルミエ・クリュとしては11の畑が存在します。
ドメーヌ・ロベール・シリュグ
1960年創業の小規模なドメーヌです。
本拠はヴォーヌ・ロマネにあり、現在このドメーヌを取り仕切っているのは、
女性醸造家のマリー・フランセ氏。
ブドウはリュット・レゾネ(減農薬)で栽培し、収穫は手作業。
100%除梗しています。
DRC社で使っている選別機械を導入したことにより、
良いブドウのみを選別でき、品質が格段にアップしているとのこと。
以前はクラシックなタイプを造っていたようですが、
近年はエレガントで果実味の溢れるスタイルに変わってきているようです。
果実味が分かりやすい村名ラドワ
コルクが妙にソフトなタイプでした。
造り手さんによって、コルクも多種多様ですね。
さっそくグラスに注ぐと、色は薄めな感じ。
粘性は少な目で、液体はサラッとした透明感がある印象。
香りは、少しスモーキーさを感じ、やや鉄っぽい硬質な雰囲気もあります。
2014なのでまだ若い感じがありますかね。
スワリングしてみると、少しずつベリー系の香りが広がってきました。
口に含むと、思っていた以上に果実味を感じます。
香りからすると、もっと青っぽいかと思いましたが、
程よく甘い味わいが、とても飲みやすいです。
タンニンも程々、酸もきれいな感じにまとめられています。
時間の経過とともに、飲み込んだ後にラズベリー感が
出てきていたように思います。
劇的に広がる感じはなく、その後は最後まで平坦な感じでした。
酒質としても、重たい感じはなく確かにエレガント系。
ただ、果実味が結構あるので、高貴な印象ではありません。
先週のアロース・コルトンともまた違った趣なのも面白いです。
お互いに果実味がしっかりあるのは同じですが、
クリア感が違うというか、ニュアンスの違いは確実に感じます。
場所によって、造り手によって、更にヴィンテージによって、
ピノ・ノワールというブドウの表情が幾重にも描かれます。
ブルゴーニュ、本当に奥が深いです。
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【編集後記】
週末の間に、スマホのデータ量が契約データ量に到達。
さすがに128kbpsでは、遅くて話にならないので1GB追加することに。。。
いつも通り使ってるのに、と疑問に思っていると原因が判明。
今月からキンドルアンリミテッドで電子書籍を試してましたが、
このダウンロードが原因。
データ量の枠を広げるとコストアップになるので、
電子書籍の使い方も少し考える必要がありそうです。
【週末の一日一新】
・イオンでBLACK FRIDAY
・じゃがりこ 手羽先味
・特選飛騨 ビーフジャーキー
・サヴァ缶