スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ / アヴィータ・ソーヴィニヨン・ブラン 2014

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週末、鯖寿司をいただきました。
合わせたワインは、ナパのソーヴィニヨン・ブラン。
生姜と共に合わせると、これがなかなかイケるんです!

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スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ

ワイナリーは1970年、ウォレン・ウィニアルスキ氏がネイサン・フェイ氏と出会い設立。
1972年に醸造所が完成しています。
1976年、パリで行われたアカデミー・デュ・ヴァン主催のブラインドテイスティング。
五大シャトーなどの名だたるフランスワインを抑え1位に輝いたのが、
このスタッグス・リープ・ワイン・セラーズのカベルネ・ソーヴィニヨン1973。

フランスワインがニューワールドに負けたという驚愕の事実とともに、
更に驚くべきは、その1973年ものが樹齢わずか3年のファーストヴィンテージだったこと。
これ以後、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズは熱狂的な人気ワイナリーとなります。

その10年後の1986年リターンマッチが行われ、その時はスタッグス・リープ・ワイン・セラーズは6位でしたが、この時の1位がカリフォルニアのクロ・デュ・ヴァルのカベルネ・ソーヴィニヨン1972。

この1976年、1986年の二つのティスティング大会で、カリフォルニアワインの名声、品質の高さは確固たるものになりました。
なお、30年後の2006年の記念テイスティング大会では、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズが総合2位の評価を得ています。

残念ながら、ウォレン・ウィニアルスキ氏には後継者がいなかったこともあり、
2007年にワイナリーを売却。
現在はサン・ミッシェル・ワイン・エステーツとマルケージ・アンティノリが共同で所有しています。

※名前が似てますが、スタッグス・リープ・ワイナリーは別のワイナリーです。

アヴィータ・ソーヴィニヨン・ブラン

アヴィータとはギリシャ神話で水の神を意味します。
オークノルの自社畑B.R.Vを中心に、ナパヴァレーの中でも冷涼な長期契約畑から
ソーヴィニヨン・ブランを厳選。

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色合いも黄色味が薄く、非常に透明感と輝きがある”水”を感じさせるヴィジュアルです。
スッキリした見た目に反し、香りはソーヴィニヨン・ブランらしいハーブ香がしっかり、
ボルドーブランとは違った厚み、温かさを感じます。

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口に含むと、しっかりしたうま味とともに、樽のニュアンスが広がります。
しっかりしていながらも派手すぎることなく、しなやかな柔らかさがあります。
酸はそれほど強くはなく、ただ、奥底にはしっかり少々の苦みと共にたたずんでいる感じ。
一口目から、美味しいと思えるソーヴィニヨン・ブランです。

生姜との相性が抜群!

今回は、いただいた鯖寿司とマリアージュしてみました。
お寿司だとシャンパーニュあたりを合わせるのが無難な気がしましたが、
脂の乗ったよい鯖寿司だったので、そのうま味に負けないよう、
今回はしっかり目であろうカリフォルニアの白にしてみたわけです。

最初に合わせてみたのは、シンプルに鯖寿司とワサビの組み合わせ。
特に合っているとも合っていないとも感じないような、響かない感じ。
最後に鯖の生臭さが若干強調されてしまったのは残念。。。

次に、ワサビではなくおろした生姜を付け合わせに変更してみました。
すると、お口の中がとても良い香りでパーッと明るくなりました!
ソーヴィニヨン・ブランのハーブ香と生姜の独特な香りがマリアージュしています。
と同時に、さきほど出ていた後味の生臭さは皆無でした。

本当にちょっとした付け合わせの違いで、こうも味わいが変わるものかと驚きます。
鯖のうまみとワインのうま味を、しっかり生姜が香りと共にまとめてくれていました。
最初はワサビの方が合うかなと思ってたのですが、分からないものですね。

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【編集後記】
スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ、いいですね。
これは、赤も飲みたくなってきました(笑)。

【昨日の一日一新】
・ねんりん家 バームクーヘン

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